身体検査で強直性脊椎炎を検出できる

身体検査で強直性脊椎炎を検出できる

強直性脊椎炎の疑いがある場合は、実際に強直性脊椎炎にかかっているかどうかを確認するために身体検査を受けることができます。身体検査には、枕壁テスト、4の字テスト、画像検査が含まれます。

「4」テストは仙腸関節の検査によく使用されます。

方法: 患者は仰向けに寝て、片方の脚を伸ばし、もう片方の脚を曲げて伸ばした脚の上に置きます (両脚が 4 の字になります)。検査者は片方の手で伸ばした脚側の腸骨稜を押さえ、もう一方の手で曲げた脚を押さえて膝を上下に動かします。臀部に痛みが生じた場合は、曲げた脚側の仙腸関節疾患があることを示しています。

枕壁テスト:

患者はかかと、臀部、背中を壁につけて直立し、下顎を引き、目をまっすぐ前に向けた状態になります。後頭結節と壁の間の水平距離を測定します。正常な距離は 0 です。0 より大きい場合は異常です。

臨床検査:

特定のマーカーはありません。リウマチ因子は陰性です。活動期には、赤血球沈降速度、C反応性タンパク質、免疫グロブリン(特にIgA)が上昇することがあります。患者の約90%はヒト血液細胞抗原陽性です。

画像検査:(放射線学的仙腸関節炎は診断の鍵となるため、その感度と信頼性を向上させることが非常に重要です)。

従来のX線:シンプルで経済的、最も広く使用されています。臨床診療では、骨盤前後像のレントゲン写真は仙腸関節だけでなく、腸骨関節、坐骨、恥骨結合、および身体の他の部分の病変を観察するために使用されます。脊椎の中で最初に影響を受けるのは腰椎です。靭帯の石灰化、脊椎の「竹のような」変化、椎体の四角い変化、脊椎の椎間関節および生理的湾曲の変化を観察することに加えて、他の疾患を除外することもできます。

仙腸関節のCT検査:CTは解像度が高く、層間の干渉がありません。仙腸関節のわずかな変化を検出でき、早期診断に役立ちます。従来のX線検査では診断が難しい症例にも使用可能です。患者のフォローアップにも使用できます。

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